頸動脈エコーは、簡便で視覚的に動脈硬化の診断が出来る検査で、全身の動脈硬化の程度を表す指標や脳血管疾患に対する評価ができます。 そもそも、頸動脈は動脈硬化を起こすと血管壁が厚くなったり硬くなったりします。そうした変化が進行するとプラークと呼ばれる血栓ができてしまいます。プラークはそのまま頸動脈の内部を閉塞していき最終的には非常に重い脳梗塞などの血管障害を引き起こしてしまうのです。 検査時間はおよそ20分ほどです。超音波検査ですので被曝もなく安心して検査を受けられます。 血管の壁を観察して、動脈硬化の有無を調べます。 血管の壁は3層あります。 第1層と第2層を内中膜複合体(IMC)と呼び、その厚さを計ります。 IMCの厚さは通常1mm未満です。1mmを超えると動脈硬化が示唆されます。 IMCは加齢と共に肥厚します。高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満などはIMC肥厚を加速させる危険因子です。 頸動脈の血管腔を観察します。総頸動脈の血管径は通常5~9mmです。 動脈硬化があると、血管がつまったり、狭小化したりします。エコーで観察し、治療方針などを検討します。 1mmを超える限局性の壁隆起をプラークと呼び、プラークの破綻が脳梗塞などを引き起こす可能性があります。 エコーではプラークの大きさ、形状、表面、内部の状態(硬さ)などを観察し、治療方針などを検討します。 |
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